EOSとは!?王座を狙う新鋭仮想通貨

仮想通貨
スポンサーリンク
コイン資産倶楽部
仮想通貨(暗号資産) 仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーン技術、あるいはビットコインを始めとする各種のコインに対して興味を持たれている方は少なくないと思います。 投資(投機)の対象として、新しい通貨として、斬新な技術として、興味の持ち方は

EOS(イオス)

通貨名称 EOS (イオス)
時価総額 858億円(2018.07.19時点)
取引開始日 2017626
発行総数 10EOS
認証サイクル DPoS
公式サ仆 https://eos.io/.

EOS(イオス)は開発チームが「機能も無く特典も無いトークン」と公言する中で販売されながら、公開されると直ぐに多くの買い手を集め、一気に仮想通貨の時価総額トップ5にまで躍り出た新進の仮想通貨です。

世紀の錬金術とさえ言えそうな異例中の異例の方法で巨額の資金を集めたEOSトークンは、その後最強スペックを実装した仮想通貨EOSへと転換されて多くの投資家の期待に応えました。

今やEOSは仮想通貨の王座さえ伺う存在として、もっとも注目される仮想通貨の1つとなっています。

時価総額5位の仮想通貨

EOS (イオス)は2017年に誕生した比較的新しい仮想通貨です。

しかしながら2018719日付の時価総額ランキングでは、名立たる仮想通貨を押えて時価総額第5位に付け、堂々たるメジャーコインの仲間入りをしようとています。

時価総額上位5社は以下の通りです。

1 ビットコイン(BTC) 14.2兆円
2 イーサリアム(ETH)  5.43兆円
3 リップル(XRP) 2.12兆円
4 ビットコインキャッシュ(BCH) 1.60兆円
5 イオス(EOS) 858億円

EOS(イオス)トークンは、企業業務のサポートを目的とする分散型プラットフォームとその為のソフトウェアEOSIOの開発資金を集める為に実施されたICOの為のトークンとして発行されたものです。

EOSとEOSIO

EOSはプロジェクトやプラットフォーム、通貨にアプリケーションと様々な構成要素が複雑に入り組んでいますが、どれも似たような名前が付いていて分かりにくい所があります。

わざと分かりにくくしているのでは無いかと疑いたくなるくらいですw。なので一度整理しておきたいと思います。

EOS:プロジェクトの俗称
EOSIO:プラットフォームを動かすソフトウェア。
EOSIO: EOSIOのソフトウェアを利用して運用されるプラットフォーム
EOS(旧EOS) : ICOで販売されたトークン·EOSに変換されて現在は移動できない。
EOS(新EOS):EOSIOプラットフォームの上で利用される仮想通貨

と言う事になります。

分かりにくい訳ですよね苦笑。

プラットフォームはEOSと呼ばれる事もありますが、ホワイトペーパーによるとEOSIOで表記するのが正しい様です。

Block.one社

EOSIOを開発しているのはBlock.one社(2016年創業)です。

ブレンダン.ブルマー(Brendan Blumer)氏がCEO、ダニエル·ラリマー(Daniel Larimer)氏がCTOに名を連ねる会社です。本社はケイマン諸島に置かれています。

Block.oneはケイマン諸島に本社を置いていますが、実態としては世界中に拠点や従業員、アドバイザーを配置するグローバルな組織です。

但し開発ステージ終了後、EOSIOのソフトウェアはオープンソースソフトウェアとしてリリースされて.その後はBlock.one社はEOSIOソフトウェアを使ったブラットフォームの運用は行わないとされています。

注目される理由

EOSIO2017年に開発がスタートした新しいプラットフォームですが、当初から非常に大きな注目を集めていました。

理由は幾つか有りますが、もっとも大きな要因はダニエル·ラリマー(Daniel Larmer)氏が率いるチームが開発するプラットフォームであると言う事でしょう。

ラリマー氏はblockone社のCTO (Chief Technical Officer)としてEOSIOの開発に加わっています。

ブロックチェーンの最重要人物

ラリマー氏はイーサリアム開発者のヴィタリックプテリン(Vitalik Buterin)氏と並んでブロックチェーンの世界でもっとも重要な人物の1人と見られている天才的開発者であり起業家です。

ブロックチェーンを使った技術の開発や実用化について圧倒的な実績を残しています。

分散型の金融プラットフォームBitSharesややはり分散型のソーシャルメディア用プラットフォームSteemを送り出しました。

またそれらを支えるブ技術基盤であるDPos (Delegated Proof of Stake)Graphaneと言ったブロックチェーン技術を開発した事でも知られています。

単一形プラットフォームのBitShareSteemは共に大成功を納めています

経験豊富で既にいくつもの成功を収めたラリマー氏が今度はより汎用な分野で使える分散型アプリケーションのインフラを整備する事を目指して開発を進めているものがEOSIOになります。

ですが、中でも強調しているのはビジネスレベルでも通用するものとすることです。

圧倒的処理能力

EOSIOは企業の業務サポートを目的とする分散型プラットフォームと位置づけられています。

つまり開発の最初の段階から本格的なビジネスユースとして通用する水準を前提に開発されていると言う特徴があります。

その為にEOSIOでは圧倒的な処理能力と安全性の両立を実現しようとしています。

ラリマー氏は2017年に開催されたブロックチェーン技術カンファレンスConsensus2017のの中で秒間数百万トランザクションを処理できるプラットフォームを目指している事を示唆しました。

これはこのプラットフォーム上で動く仮想通貨が毎秒数百万件の処理能力を持つと言う事も意味しています。

リップルをも圧倒する処理能力

ビットコインの元々のトランザクション能力は1秒間に7件と言う水準にありました。

世界中で1秒間に最大7件の取引(移動記録)しか記録できないと言う事になります。

他の仮想通貨で見ても

●ビットコイン(BTO)7件/秒
●イーサリアム(イーサ(ETH))
●リップル(XRP) 4,000件/(秒

と言った処理能力なのに対し、EOSIO上で動く仮想通貨EOSのトランザクション処理能力は参考値ながら数百万件/秒を記録しています。

処理能力の高さに評価が集まるリップル(XRP)と比較しても、全く違う次元を目指している事が分かります。

すべての取引を纏める

ラリマー氏によれば既存のサービスが抱えているトランザクション量は

VISAカードとMasterカードで20,000件/秒
FacebookLikeだけで秒間52,000件/秒
1つの市場の金融取引だけで100,000件/秒

と言った量のトランザクションが発生する事があり、このようなサービスを1つのプラットフォーム上で動かす為には数百万件/秒の能力を持つ必要があるとの事です

ビットコインやイーサリアムの現状の処理能力では到底追いつかない事は明らかです。

現状でもビットコインやイーサリアムでは取引が集中して処理能力が追い付かず遅延が発生するスケーラビリティ問題が深刻な問題となっています

EOSIOではこれに挑戦し、大量のトランザクションを処理できるプラットフォームの開発を進めています。

そして主にこのプラットフォーム開発の資金を集める事を目的として実施されたのがEOSトークンを販売するICOと言う事になります

ICOとは

ICO(Initial Coin Offering)とはトークンの新規発行·販売による資金集めの事です。

技術的には独自のブロックチェーン技術を展開しているものが仮想通貨、既存の仮想通貨が展開するブロックチェーン技術の上に乗って展開しているものがトークンと定義される事が多いですが、一般的には定義は曖昧です。

寧ろ一般的には企業や個人·団体などが独自に発行した仮想通貨の事をトークンと呼び、それが広く認知されて流通してくると仮想通貨として認識されると言う方が現実に近いと思います。

トークンも取引所に上場されると多くの人の間で仮想通貨と同じ様に売買できる様になり、より多くの人に浸透してくると一般的には仮想通貨として認識される様になります。

イーサリアムも最初はicoで発行された訳で、そう言う意味で仮想通貨とトークンの境界線は非常に曖昧です。

EOSのICO

EOSICOは2017年6月26日から異例の約1年と言う長期に渡って実施されました。

トークン名、単位名称は共にEOSとされました。

ICO用のEOSトークンはイーサリアムのブロックチェーン技術を利用した規格であるERC20規格に沿った形で発行されています。

EOSトークンの総発行枚数は10億万枚で最初の5日間に総発行量の20%にあた配億EOSが売りに出されました。

1 0% (1億EOS)は発行元のblock.one社が保有し、総発行量の70%(7億EOS)は以降23時間毎に200万EOSずつ市場に売りに出される事となりました。

固定されたICO価格は無く、ICOに参加する場合は期間内に応募して支払用にイーサリアム(ETH)を送付すると、23時間毎に送付額に応じてEOSのが分配されると言う形です,

block.one社はこの独自の仕組みによって多くの人に広く平等にトークンを購入する機会を提供しようとしました。

役に立たないトークン!?

更に独特で大きな波紋を呼んだのは売り出されたEOSトークンの機能とその点についての説明でした。

EOSICO実施の際に、EOSトークンは権利、用途、目的を持たないと公言する形で売り出されたのです

更にEOS201861日のICO終了23時間で移転できなくなる事も明記されていました。移転できなくなると仮想通貨としての売買もでません。

何も利用価値は無い、と言いいながら堂々とトークンを販売したと言う事になります

唯一、ICO終了後にEOSIOのソフトウェアを利用してプラットフォームが構築された時にそこで独自のトークンを流通させる為には合計15%以上のEOS保有者から承認を得なければならないという条件が有る事から、その時に投票する権利は付与されると読み取れましたが価値と言うには余りにも心もと無いものです。

ICOは大成功

ところが実際、EOSICOは大成功を納めています。

最初の5日間だけで、**億ドルもの資金を集め、最終的には40億ドルと言う驚異的な金額を記録しています。

資金が集まった背景には、ラリマー氏を始めとする開発チームのこれまでの多大な実績や、EOSIOのビジョンに対する高い期待が有る事は間違いありません。

しかしながらこのままトークンを凍結して資金だけを持ち去ってしまっても法的には殆ど非を問われないと言う状況で数千億円ものお金を集めた案件であり、多くの面でこれまでのビジネスの常識を打ち破る革新的な事案と言えます

イーサリアムからの脱却

ICO用に発売されたEOSトークンはイーサリアムのブロックチェーンを利用しているER20規格で発行されたトークンでした。

一方でEOSIOのプラットフォームは独自のブロックチェーン技術で構築した”本番用のプラットフォーム”とでも言うべきメインネットの開発を着々と進めていました。

それを受ける形でEOSトークンも201861日のICO了後に、イーサリアムのブロックチェーン規格から独立し、独自のブロックチェーン技術を持つメインネットに移行する事が発表されました。

仮想通貨EOS

ICO田のEOSトークンは取리所に置いて有れば自動的にメインネットで動く仮想通貨EOSへと転換され、EOSトークンの保有者は保有している量と同量の新EOSを手にする事になりました。

取引所では無く個人のウォレットで保有していた場合は別に変換作業が必要でした。いずれにしてもこの転換によって「機能の有る」仮想通貨EOSが姿を現しました。開発チームはEOSトークン保有者の期待を裏切る事無く誠実な対応をみせたと言う事になります。

EOS支持者の元々高かった開発チームへの信頼が更に強まった事は間違いありません。

メインネットで動くEOSは技術的にも流通面でも

●独自のブロックチェーン技術を持っている
ICOトークンでは無い
●既に幾つもの大手取引所に上場されている
●時間総額が大きい

と言った特性を持っています。この特性から考えると、転換後のEOSはトークンと言うよりも仮想通貨としての要素が強い事が分かります。

強力なトランザクション能力を持つ新世代の仮想通貨EOSの誕生です。

手数料が掛からない

仮想通貨EOSは前述した様に圧倒的な処理能力を持っています。

それ程の能力を持っているにも関わらずEOSではトランザクションの手数料が掛からないと言う非常に大きな利点を持っています

通常ビットコインに関わらず殆どの仮想通貨では取引の処理、つまりブロックチェーンへの書き込み毎に手数料が発生します。

現在既にインターネット上には無料のサービスが溢れており、取引毎に手数料が発生する仕組みではその時点で大きな足枷になる見られています

その点でトランザクション手数料が発生しないと言うのは特にビジネスユースでは大きなアドバンテージとなります。

合意形成方法

ブロックチェーンの合意形成方法もマイニングなどに直結する重要な要素ですEOSの合意形成ではProof of Stakeの一種DPos (Delegated Proof of Stake)と呼ばれるアルゴリズムが採用されています.

DPoSは元々ラリマー氏が開発した技術でラリマー氏が手掛けたBitSharesやSteemにも採用されています。
同じ仮想通貨のLISKなどでも採用されている方式です。

EOSではDPosに加えて非同期通信との並行処理を可能にするソフトウェア「EOSIO」によって、圧倒的な処理速度と安全性を確立しようとしています。

EOSの保有者は投票によりブロックチェーンのブロック作成者を選んでブロックの生成処理を委任(デリゲート)します委任された複数のブロック生成者がブロック生成にあたります。

ブロック生成を行なう順番は委任された人達の間で調整され、15人以上の生成者の同意によって順番が決まります。

ブロックが生成され、15人の生成者がブロックに署名するとブロックの内容は取消·変更が不可能になります。

EOSでは0.5秒毎にブロックが生成されます。

DPosアルゴリズムでは協調してブロックの生成にあたるため、ビットコインとビットコインキャッシュの分離の様なフォークが起こる事は無いと言われています。

電力などの消費量も圧倒的に少なく、効率的になる事は確かです。

EOSを買うには

EOSは現在日本国内の仮想通貨交換業者では取扱いがありません

EOSを購入したいとなれば海外の取引所にアカウントを開設する必要があります。

海外であればBINANCEや* * *と言った最大手の取引所でもEOSを取り扱っています。

アカウントの設定が簡単で取引が始めやすいBINANCEがおすすめの取引所になるかと思います。

但し海外の殆どの取引所では日本円で仮想通貨を購入する事ができません。

通常はビットコイン(BTC),イーサリアム(ETH)などのメジャーコインをその取引所に送金してそれを代金にして希望する仮想通貨を購入すると言うのが基本的な流れになります。

手元に既にビットコインなリイーサリアムなリを十分に持っていれば良いのですが、そうした仮想通貨を持っていない人の方が多いと思います。

そうした方は、まずは国内の仮想通貨交換業者に口座を作ってビットコインやイーサリアムなどを買う事が必要になってきます。

大手の会社であれば全て口座開設費は無料なので、EOSなどに関心を持った方も度検討して見る事をお薦めします。国内の交換業者は一長一短はありますが大手の会社、

●bitFryer
● Zaif
● GMOコイン

と言った会社であれば安心感が有ると思います

まとめ

現在の仮想通貨EOSはもはや機能の無いトークンなどではなく、EOSIOのプラットフォーム上で動く圧倒的な基本性能を持つコインです。

通貨機能だけで無く様々な機能を保有する仮想通貨としてはイーサリアム(ETH)が代表的です。

EOSはそのイーサリアムの上位互換と言われる程の能力を持っており、今後EOSIOのプラットフォーム上で動くアプリケーションが充実してくるに従って、圧倒的な存在感を持ってくるのではないかと期待されています

ビットコインから仮想通貨の王座を奪うとすればEOSと考えている人も多い仮想通貨EOS。

様々なサービスが本格稼働する前のこのタイミングで獲得してみるのも面白いと思いますよ。





コメント