(2023.07.27.改訂)
GMOコイン
■運営会社 GMOコイン株式会社
■設立時期 2016年10月
■会社代表 石村 富隆代表取締役社長
■本社所在 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
■資本金額 37.58億円(準備金含む)
■取扱通貨 24通貨*
■登録番号 関東財務局長 第00006号
GMOコインはGMOコイン株式会社が事業展開する暗号資産(仮想通貨)販売所/取引所です。
2016年10月設立で約7年の実績があります。
インターネットビジネスの世界で大きな実績を持つGMOグループが展開する事業という事もあり、存在感を放っています。
ネットビジネスの巨人、GMO
GMOグループはGMOインターネットを始め東証各市場に多くの上場企業を送り出している一大企業グループです。ネット証券大手のGMOクリック証券もその一員です。
ネットビジネスに強く、証券取引やFXと言った金融事業でも後発ながらその強みを活かして瞬く間に業界大手にのし上がってきた企業グループです。
GMOグループのトップである熊谷正寿代表は、サイバーエージェントの藤田晋代表や楽天の三木谷浩史代表らと共に日本のネットビジネスを牽引する経営者として知られています。
そんなGMOグループが満を持して暗号資産事業に参入してきたと言う事で、業界では当初からその動向が注目されてきました。
GMOコインの特徴
GMOコインの特徴を一言で言うと総合力という事になります。
以前はこれという特徴が無く、取扱通貨も2018年時点で5種類ほどしかありませんでした。
コインチェック社のCoincheckでんきの様な革新的なサービスを打ち出している訳でもありません。
ただ2023年3月時点では実に24コインを取り扱っており国内トップクラスの品揃えとなっています。
実際、今の段階でユーザー側が仮想通貨交換業者に求めるのは何にも増して安全で確実な運営だと思います。
セキュリティー面の優位
セキュリティー面ではGMOコインにはグループとして一定の安心感があります。
コールドウォレット、マルチシングなどの基本対策が整備されている事は勿論ですが、何よりGMOグループはネットビジネスを主戦場としてきた企業グループなので、ネットセキュリティーに関するノウハウが蓄積されています。
GMOコインで流出などの問題が起これば、グループの他の企業にも影響が及ぶ事が容易に予想できるので、グループとしても対策に手を抜く事が出来ません。
この辺りはベンチャーの企業などとは明らかに立場が異なり、ユーザー側から見れば安心感に繋がります。
取扱通貨
GMOコインの取扱通貨は2023年3月現在時点で24コインとなり、国内トップクラスの取り扱いとなります。
取り扱いコインは以下の通りです。
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・ライトコイン(LTC)
・ネム(XEM)
・ステラルーメン(XLM)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・オーエムジー(OMG)
・テゾス(XTZ)
・クアンタム(QTUM)
・エンジンコイン(ENJ)
・ポルカドット(DOT)
・コスモス(ATOM)
・シンボル(XYM)
・モナコイン(MONA)
・カルダノ(ADA)
・メイカー(MKR)
・ダイ(DAI)
・チェーンリンク(LINK)
・FCRコイン(FCR)
・ドージコイン(DOGE)
・ソラナ(SOL)
・アスター(ASTR)
取引所銘柄が多い
GMOコインでは以前は全通貨が販売所での売買でしたが、2023年7月時点では実に22コインが取引所での取り扱いとなっています。
取引所では買い手と売り手の希望金額が吊り合った所で売買成立となるのに対して、販売所では売値と買値が予め提示され、基本的にその金額で売買をする事が出来ます。
実際の売買では多くの場合で販売所よりも取引所の方が有利に売買をできる(安く買って高く売る事ができる)ので取引所での取扱コインが多いのは魅力です。
入出金無料は秀逸!
個人的にはGMOコインの最も優れていると思う点が、入出金が無料でかつ使い易い点です。
地味な項目にも見えますが、実際に使ってみるとこの差はかなり効いてきます。
GMOコインでは入出金の手数料は無料です。仮想通貨交換業者の中では抜けて有利な設定になっています。
GMOグループが証券取引やFXなどの金融事業で培ったノウハウが活きています。
競合する暗号資産交換業者では、入金の手数料はユーザー負担、出金手数料は数百円単位で掛かる所が殆どです。
大金を動かしている人や殆どお金の出し入れをしない人にとっては影響が少ないかも知れませんが、小額投資の人やこまめにお金を動かす人などを中心に多くの人にとっては影響があります。
証券会社では無料が当たり前ですが、暗号資産取引ではまだまだ貴重な存在だと言えます。
暗号資産のFXもできます!
GMOコインではビットコインのFXもやっています。
証拠金を口座に入れて置けばGMOコインでは証拠金の2倍の金額までのビットコインを売買する事が出来ます。以前は最大25倍までの取引が可能でしたが、現在は最大2倍迄となっています。
2倍のレバレッジを掛けてビットコインを購入し、値上がりすれば利益は2倍になります。
但し値下がりすれば損失も2倍になります。
またFXでは値下がりすると思った時は売りから入って買い戻すと言う売買もできます。
ビットコインだけでは無く、人気10コインのFX取引ができるのもGMOコインの魅力になっています。
まとめ
GMOコインは現状では飛び抜けた特徴は持たない仮想通貨交換業者ですが、基本的な事業基盤がしっかりしており、セキュリティ面でも一定の安心感があるので、初めて仮想通貨口座を作ると言う方にもお薦めできます。
但し、最初からまとまった額でビットコインの売買をしたいと言う方にはビットコインの取引所を開設しているビットフライヤーやZaifの方をお薦めします。
もっとも仮想通貨の取引では複数の業者で口座を持っておく方がリスク管理の面でも機会損失を無くす点でもメリットが大きく有利です。
そう言う意味では入出金無料と言うメリットが有るGMOコインは二番手、三番手の口座として考えてもメリットの有る業者と言う事が言えます。
GMOコインは仮想通貨交換業者の中でもサービスや制度、システムのアップデートを繰り返している企業です。
正直これは改悪では!?と思う様な変更もありましたが、基本的には相当なスピードでより使いやすいものへの進化を続けています。GMOグループの企業文化とも言える体質です。
そうした体質を持ち、且つ体力の有るGMOグループの事業なので、今後魅力的なサービスが投入されてくる可能性は高いですし、新通貨の取扱いの可能性も十分に有ります。
そうしたタイミングは利益を生み出しやすい好機でもありますので、その機会を逃さない為にも口座を開設しておくのは悪くない選択だと思います。
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