GMOコイン
運営会社 |
㈱GMOコイン |
資本金 | 18.6億円 |
設立 | 2016年10月 |
GMOコインはGMOグループの㈱GMOコインが事業展開する仮想通貨交換業者です。
2016年10月設立と後発にはなりますが、ネットビジネスの世界で大きな実績を持つGMOグループの展開する事業と言う事もあり、今後確実に存在感を増してくると見られている仮想通貨業者です。
ネットビジネスの巨人、GMO
GMOグループはGMOインターネットを始め、東証、東証マザーズ、JASDAQなどの市場に多くの上場企業を抱える一大企業グループであり、ネット証券大手のGMOクリック証券もその一員です。
ネットビジネスに強く、証券取引やFXと言った金融事業でも後発ながらその強みを活かして瞬く間に業界大手にのし上がってきた企業グループです。
GMOのトップである熊谷正寿代表は、サイバーエージェントの藤田晋代表や楽天の三木谷浩史代表らと共に日本のネットビジネスを牽引する経営者として知られています。
そんなGMOグループが満を持して仮想通貨事業に参入してきたと言う事で、業界では早くからその動向が注目されてきました。
17年12月頃から専門誌や車内吊広告などでGMOコインの露出が増えはじめました。
1月のコインチェックの流出事件を受けて一時露出を控える時期は有ったものの、18年2月の後半には再び露出を強めてきています。
GMOコインの特徴
GMOコインの特徴を一言で言うと…実は現状、これと言う程の特徴はありません(GMOコインさんごめんなさい…)。
取扱通貨は2018年3月時点で5種類と決して多くはないですし、手数料マイナスなんて言うハッ!とする様なキャンペーンをやっている訳でもありません。
コインチェック社のCoinでんきの様な革新的なサービスを打ち出している訳でもありません。
当初はスプレッドの狭さやFXでの追証無しなどのメリットを前面に掲げていたのですが、現在では目立ったものにはなっていません。
ただコインチェックの流出事件の余波がまだ残っている中と言う事も有って、安定した仮想通貨事業の運営をするべく基盤を固めているとも理解できます。
実際、今の段階でユーザー側が仮想通貨交換業者に求めるのは何にも増して安全で確実な運営だと思います。
セキュリティー面の優位
セキュリティー面ではGMOコインにはグループとして一定の安心感があります。
コールドウォレット、マルチシングなどの基本対策が整備されている事は勿論ですが、何よりGMOグループはネットビジネスを主戦場としてきた企業グループなので、ネットセキュリティーに関するノウハウが蓄積されています。
GMOコインで流出などの問題が起これば、グループの他の企業にも影響が及ぶ事が容易に予想できるので、グループとしても対策に手を抜く事が出来ません。
この辺りはベンチャーの企業などとは明らかに立場が異なり、ユーザー側から見れば安心感に繋がります。
取扱通貨
GMOコインの取扱通貨は(2018年3月現在)
●ビットコイン
●ビットコインキャッシュ
●イーサリアム
●ライトコイン
●リップル
となります。コインの種類は多くないですが、ビットフライヤーでは取扱いのないリップルを扱っています。
販売所での運営
またGMOコインでは全通貨が販売所での売買となります。2018年3月現在、取引所は開設していません。
取引所では買い手と売り手の希望金額が吊り合った所で売買成立となるのに対して、販売所では売値と買値が予め提示され、基本的にその金額で売買をする事が出来ます。
ただ実際の売買では多くの場合で販売所よりも取引所の方が有利に売買をできる(安く買って高く売る事ができる)のでビットコインの取引所を運営しているビットフライヤーや各種通貨の取引所を開設しているZaifに分があります。
とは言え、例えばビットフライヤーのビットコイン取引所の最低売買単位は0.01BTCです。1BTC=100万円の時で1万円単位の売買となります。
多くの人がもっと少ない単位での売買をしている状況を考えれば、0.00000001BTC単位から売買できる販売所だけで考えても良く、そうなるとGMOコインは不利と言う話では無くなります。
入出金無料は秀逸!
個人的にはGMOコインの最も優れていると思う点が、入出金が無料でかつ使い易い点です。地味な項目にも見えますが、実際に使ってみるとこの差はかなり効いてきます。
GMOコインでは入出金の手数料は無料です。仮想通貨交換業者の中では抜けて有利な設定になっています。
GMOグループが証券取引やFXなどの金融事業で培ったノウハウが活きています。
競合する仮想通貨業者では入金の手数料はユーザー負担、出金手数料は数百円単位で掛かる所が殆どです。大金を動かしている人、殆どお金の出し入れをしない人にとっては影響が少ないかも知れませんが、小額投資の人やこまめにお金を動かす人などを中心に多くの人にとっては影響があります。
証券会社では無料が当たり前ですが、仮想通貨取引では貴重な存在だと言えます。
仮想通貨のFXもできます!
GMOコインではビットコインのFXもやっています。証拠金を口座に入れて置けばGMOコインでは証拠金の5倍の金額までのビットコインを売買する事が出来ます。以前は最大25倍までの取引が可能でしたが、2018年1月31日の改定により最大5倍迄となっています。
5倍のレバレッジを掛けてビットコインを購入し、値上がりすれば利益は5倍になります。但し値下がりすれば損失も5倍になります。またFXでは値下がりすると思った時は売りから入って買い戻すと言う売買もできます。
レバレッジ5倍と言うのはビットフライヤーの15倍、Zaifの25倍(これは厳密にはFXではありませんが)と比較すると低めの設定ですが、値動きの激しい仮想通貨のFXでは、正直な所5倍くらいが限度で良いのではないかと思います。
もれなく20,000satoshiが貰えます!
GMOコインでは口座を作り、アカウントにログインするだけで20,000satoshi分のビットコインが貰えるキャンペーンを実施しています。
口座開設の申し込み後にGMOコインからの開設用書類が届いてから7日以内にログインを行い、二段階認証の設定までを行うと翌営業日に20,000satoshiが付与されます。
二段階認証は口座のセキュリティを高める為には是非共やっておくべきものです。
また売買も入金も条件とはなっていないので大変お得なキャンペーンと言えると思います。
興味がある方はこの機会を見逃さない様にして下さいね。
まとめ
GMOコインは現状では飛び抜けた特徴は持たない仮想通貨交換業者ですが、基本的な事業基盤がしっかりしており、セキュリティ面でも一定の安心感があるので、初めて仮想通貨口座を作ると言う方にもお薦めできます。
但し、最初からまとまった額でビットコインの売買をしたいと言う方にはビットコインの取引所を開設しているビットフライヤーやZaifの方をお薦めします。
もっとも仮想通貨の取引では複数の業者で口座を持っておく方がリスク管理の面でも機会損失を無くす点でもメリットが大きく有利です。
そう言う意味では入出金無料と言うメリットが有るGMOコインは二番手、三番手の口座として考えてもメリットの有る業者と言う事が言えます。
GMOコインは仮想通貨交換業者の中でもサービスや制度、システムのアップデートを繰り返している企業です。
正直これは改悪では!?と思う様な変更もありましたが、基本的には相当なスピードでより使いやすいものへの進化を続けています。GMOグループの企業文化とも言える体質です。
そうした体質を持ち、且つ体力の有るGMOグループの事業なので、今後魅力的なサービスが投入されてくる可能性は高いですし、新通貨の取扱いの可能性も十分に有ります。
そうしたタイミングは利益を生み出しやすい好機でもありますので、その機会を逃さない為にも口座を開設しておくのは悪くない選択だと思います。
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