マイニングとハーベスティング

仮想通貨
スポンサーリンク

ブロックチェーンとマイニング

ビットコインを始めとする多くの仮想通貨、特に比較的初期の仮想通貨はピットコインのブロックチェーン技術を使用しPOW(Proof of Work)というアルゴリズムを採用しています。

そしてこのPOWがマイニング(採掘)と言う独特の作業を生み出すペースにもなっています。

マイニングとは!?

ブロックチェーン技術では新しい取引記録を記録してブロックを生成する際に、ブロック間を繋ぐ暗号値であるハッシュ値を必要とします。

このハッシュ値はデータを入れてコンピューターにハッシュ関数と呼ばれる関数の計算をさせる事で算出できるのですが、例えばビットコインではそのハッシュ値を番早く見付けた人が取引記録(トランザクション)を処理を出来る様になり、その処理の報酬として新たに生み出されたビットコインが与えられる仕組みになっています。

一斉にハッシュ値探しに乗り出してビットコインを手に入れ様とする競争の状況が、まるでゴールドラッシュの時の金の採掘の様だと言う事で、この作業がマイニング(採掘と呼ばれている訳です。

マイニングを採用している他の仮想通貨も同じ様な仕組みになっています。

ハッシュ値とは

ハッシュ値とはデータを一定の方式で短くして一定の長さに揃えたもので、データでも画像でもハッシュ値を算出する事ができます。

同じデータや画像からは何度計算しても同じハッシュ値になりますが、元のデータが1箇所でも違うとハッシュ値は全く別の数値になります。

またデータや画像からハッシュ値を計算する事は出来ますが、ハッシュ値から元のデータや画像を復元する事は非常に困難です。

こうした特性から暗号技術では非常に重宝されています。

マイニングの報酬

ビットコインでは約10分毎に1つのブロックが生成され、同時に BTCが新たに生み出されてマイニングの報酬として与えられます。

1BTC=80万円だとすると、10分間で**円相当の供給があり、供給が増えた分ビットコインの価格には下げ圧力が掛かる事になります

同様にイーサリアムでは15秒毎に1つのブロックが生成され、5ETHが新規に発行される為、 1ETH=4万円だとすると15秒毎に20万円分供給が増えて単価の下げ圧力になります

マイニングは簡単にできる!?

マイニングは作業の手順としてはそれほど難しく無く、専用の無料アプリなどもあるので、それをパソコンに入れて稼働させれば誰でも参加する事ができます

マイニング(採掘)はCPUの処理速度が速いコンピューターを沢山使い、フル稼働させるほど有利になりますが、それにはハイパワーのコンピューターと何より大量の電力が必要になります。

当初は個人でも気軽にマイニングを行なってビットコインを手にする事が出来たのですが、マイニングをする人が多いほどハッシュ値を見つける難易度が上がる為、個人でのビットコインの採掘は現実的では無くなってきています。

特に日本では世界的に見ても電気代が高い国なので、マイニングは殆ど採算に合わない作業になっています。

国家と企業の競争

現在では中国やロシアなどが国家機関で専用のデータセンターを作ってビットコインのマイニングに力を注いでいると言われています。

あるいは日本でもGMOSBIと言った名立たる企業グループが、北欧など電気代の安い地域にマイニングセンターを作るなどして採掘に本格的に参戦しています。

もはやビットコインのマイニングは大企業や国家レベルの競争の場になってしまっているのです。

ビットコインの課題

ここにビットコインを始めとする多くの仮想通貨が抱える大きな課題があります

膨大な電力の消費の上に成り立つ通貨に経済的合理性が有るのかと言う問題や環境への負荷の問題です

社会的に見ればコストが劇的に安い、環境に優しい通貨とは言えないと言う指摘が出てくるのです

マイニングの無いネム

こうした問題を念頭に、新しい技術でマイニングに関わる諸問題を解決する仮想通貨も登場しています。

その代表的な例がネム(XEM)と言えます。

ネム(XEM)では独自で開発したブロックチェーン技術を使い、ビットコインの採用するPOWに対してPOI(Proof of Importance)というアルゴリズムを採用しています。

ネム(XEM)で沢山の取引をしてくれる人、つまりネム経済圏の活性化の為に重要性の高い人が承認作業(取引記録のブロックチェーンへの記帳)を成功できる仕組みになっています。作業に対する報酬としてネム(XEM)が支払われます

ネムのハーベスティング

ネムではこれをハーベスティング(収穫)と呼んでいますが、このハーベスティングの際に新たにネム(XNEM)が生み出される訳ではありません。

ネムのシステムではシステム上の各種のアプリケーションが利用される時に小額ですがネム(XNEM)が手数料として消費されます

この手数料分がPOIで付けられた重要性に応じて支払われる事になります。

POIスコア

ネム(XNEM)のユーザーには保有量、取引の量や 回数などによってネムの経済活動にとってどれだけ重要化を図るスコアが付けられ、このスコアによって配分が決まる事になります。

スコアは特定の権利者や認定機関が付ける訳では無く、アルゴリズムによって自動的に記録されます。

保有量だけでは無く。ネム(XNEM)を使った取引の回数などもスコアに反映される為、新規発行をしないシステム
ハーベスティングはより民主的な仕組みだと評価されています。

また前述した様にビットコインやイーサリアムではマイニングによって新たに通貨が発行されるのでその分が価格を下げる圧力になりますが、ネム(XNEM)では新規発行が無い為、その圧力はありません。

ネム(XNEM)では新規発行をしなくてもブロックチェーン上への記録とその承認作業を維持できるように設計されています。

まとめ

ビットコインを始めとして多くの仮想通貨が採用するマイニングの仕組みはとてもユニークな仕組みですが、本項で述べた様に電力消費の問題を始めとして多くの課題を抱えている事も事実です

イーサリアムなどは1日に数百億円レベルの新規発行が有り、投機対象として考えると大きな不安要素にもなります。

この点ではネム(XNEM)のハーベスティングは電力消費、個人の参加、価格への下げ圧力の全てに対応した非常に優れた仕組みと言えます。

こうした観点から仮想通貨の将来性を計ってみるのも面白いと思いますよ。




コメント