証券会社選びで迷ったら!!選択のポイントを御話しします。

株式投資
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証券会社を選ぶポイント

株式投資を始めるには、まず証券会社に自分の証券口座を開設する必要があります。
そこで多くの人がまず考えるのは、どこの証券会社で口座を開設するかと言う事になります。
殆どの証券会社では口座開設は無料なので手当たり次第に口座を開設して行っても良いのですが、証券口座の開設は結構面倒な手続きでも有るので、できれば良い証券会社に口座を作ってスムーズに株式投資を始めたいものです。
証券会社を選ぶ時に大切なのは

●信頼性
●手数料
●取引のしやすさ
●独自の商品、サービス

と言った項目になります。

証券会社の信頼性

この内「信頼性」については日本証券業協会に加盟している証券会社、つまり普段名前を聞いた事があるような証券会社であれば、基本的に問題は無いと思います。
証券会社は暗号資産(仮想通貨交換)業者などとは比較にならない程、金融庁の厳しい審査・監査を受けており、経営状態もガラス張りにされています。
証券会社自信が破綻した時に備えて、預かっているお金を別建てで管理したり、独立した準備金を積み立てたりしているので、銀行に準ずる安全性・信頼性を持っていると判断できます。
但しこれはあくまで平時の時の話で、いざ経済が危機的な状態に陥れば銀行だって倒れ得ますから楽観視はできません。
そうしたリスクまでも見込んで考えると言う事であれば、やはり野村証券、大和証券と言った大手の証券会社が選択肢に挙がってくると思います。

証券会社の手数料

また個人投資家にとって非常に重要な項目となるのが売買手数料の安さです。
株式の売買では、買う時と売る時それぞれに証券会社への売買手数料が発生します。
売買手数料は証券会社毎に独自の手数料体系を設定しており、証券会社によって大きく異なる部分です。
例えば証券会社最大手の野村証券の支店窓口で20万円以下の売買を行う場合、手数料は2,860円掛かります。
株を買って売ったら往復で5,720円掛かります。
これに対してネット証券大手の松井証券では、1日10万円までの売買なら手数料は0円です。
ここには圧倒的な手数料の差があります。
但し野村証券の金額はアドバイスその他諸々のサービスを含めた総合料金と捉えるべきで、殆どフォローの無いネット証券と手数料額だけを比較するのはフェアではありません。
野村証券の場合もインターネットに特化したコースで注文すれば、10万円の取引で手数料は150円となり水準は大幅に下がります。
とはいえ自分で情報を調べて自分の判断で取引をするのであれば、やはり手数料の安さは重要になります。

証券会社独自のサービス

取引用画面の見やすさ、注文のしやすさと言った部分も案外に大事な要素です。
スマートフォンで取引する人も多いので、スマートフォン用のアプリや画面の操作性も当然大事になってきます。
証券会社が展開する金融商品の幅や独自のサービスも注目したい点です。
東証以外の市場の銘柄も取り扱っているなどの品揃え、時間外取引、端株取引、貸株制度などの独自のサービスも証券会社を選ぶ決め手になり得ます。
加えてマーケットレポートやセミナーなどが充実していれば、最新の情報を入手しやすいかも知れません。
自分に必要な商品やサービスが何かとを考えて証券会社を選ぶ必要があります。
ここからは、こうした観点から具体的にいくつかの証券会社を挙げて行きます。

SBI証券

●会社名称  ㈱SBI証券
●事業形態  オンライン総合証券

●設立年度  1999年(商号変更時)
●本社所在  東京都港区六本木
●資本金額 483億2,313万円
●主要株主 SBIグループ(100%)
●手数料  ☆☆☆☆☆⑤

SBI証券はネット証券で最大のシェアを持ち「口座数」「預り資産残高」「個人株式委託売買代金」の各項目で業界1位の座を誇るネット事業専門の総合証券会社です。
手数料体系はどの価格帯でも安いとの定評が有ります。
証券会社をどこにするかを迷っているのであれば、まず最初に検討して頂きたい証券会社の1つです。

松井証券

●会社名称 松井証券株式会社
●事業形態 オンライン証券
●設立年度 1931年3月
●本店所在 東京都千代田区麹町
●資本系列 独立系
●手数料  ☆☆☆☆☆⑤

ネット専業証券(ネット証券)の大手・松井証券は、個人の株式投資が大手証券会社からネット証券に移行する大きな流れを作った証券会社です。
「一日10万円以下の取引なら手数料無料! 」と言った衝撃的な手数料体系を打ち出して業界に大きなインパクトを与え、手数料値下げ競争の中心的存在となりました。
当初は新規顧客獲得の為のキャンペーン的な施策と見られていましたが、以後今日に至るまでこの価格体系を維持し続けています。
松井証券では基本的にセミナーなどのイベントは殆ど無く、商品のバリエーションも積極的拡げてはいません。
公式サイトの情報量も控えめですが基本情報はしっかり押さえてあり、見やすく操作もしやすいサイトとして定評があります。
信用取引にも対応し、貸株もできるなど仕組みはしっかりしており、後々信用取引などの高度な取引もやって行きたいと言う時にも充分対応できます。
以前は弱点だった時間外取引にも対応しています。
但し単位未満株の取引については現状整備されているとは言えません(売却には対応)。
ただそうしたデメリットを踏まえても、株式投資をこれから始めると言う方にはもちろん、中・上級者の方にまで、ネットでの株取引を考えている方に広くお薦めできる証券会社です。

GMOクリック証券

●会社名称  GMOクリック証券株式会社
●事業展開  オンライン証券
●設立年度  2005年10月
●本店所在 東京都渋谷区桜丘町
●主要株主 GMOファイナンシャルHD
●手数料  ☆☆☆☆☆⑤

GMOクリック証券も非常にバランスの良いネット系総合証券会社としてお薦めしたい証券会社です。
今やネット事業を中心に一大勢力を築き上げている「GMOグループ」の主要企業であり、FXやCFDと言った金融商品も扱っています。
売買手数料は無料の範囲こそありませんが、全体的に見ると充分に安い水準です。
またGMOクリック証券はスマホアプリの操作性に定評があります。
マーケット情報の発信にも積極的で、メールで適時マーケットの分析情報が送られてきます。
非常に有意義な情報が届く事も少なくありません。
初心者から上級者まで、文句なくお薦めできる証券会社と言えます。

マネックス証券

●会社名称  マネックス証券株式会社
●事業展開  オンライン証券
●設立年度  1999年5月
●本店所在  東京都港区赤坂
●主要株主  マネックスグループ株式会社100%
●手数料  ☆☆☆☆➃

マネックス証券は総合力の高いネット証券でありながら、海外株式などに独自の強みを持つネット系証券会社です。
株式の売買手数料は10万円以下の約定で110円(税込)からとネット証券の中では標準的な水準ですが、幅広い市場の銘柄を取り扱っています。
マネックス証券の最大の特長は米国株や中国株など海外の株式を豊富に取り扱っている事です。
最初は国内株で充分だとしても、将来的には海外株などにも投資してみたいと考えている方にはこの拡張性の高さは魅力です。
マネックス証券の口座に資金が有れば、そこから国内株も海外株も自由に売買する事が可能です。
またマネックス証券では(新規公開株式(IPO)の際に,誰にでも公平にチャンスが有る「公開抽選」による割り当て方法を実施しています。
割り当てを貰えると利益が出る可能性が高い「IPO投資」にも期待ができます。
マネックス証券はイベントやセミナーの開催にも積極的な証券会社としても知られています。
一般の人はセミナー情報にアクセスする事が出来ませんが、口座開設者は各種セミナー情報にアクセスし、参加する事ができます。
東京だけでなく地方でもかなり質の高いセミナーを展開していますので、そうした点を評価してマネックス証券に口座を開設するのもお薦めです。
独自性の有る証券会社なので、2つ目、3つ目の口座開設候補としても良い対象になると思います。

楽天証券

●会社名称 楽天証券株式会社
●設立年度 1999年3月
●事業形態 オンライン証券
●本社所在 東京都世田谷区玉川
●資本系列 楽天グループ(100%)
●手数料  ☆☆☆☆➃

楽天証券は、日本を代表するネット企業グループ「楽天グループ」が抱える証券会社です。
100円から積み立て投資が可能な制度など、少額からでも投資できる制度を整備しています。
またネット証券では一、二を争う情報量を誇り、口座を開設すると多くの情報にアクセスする事が出来ます。
楽天証券では口座開設手続きが簡単な事に定評があります。
特に楽天グループのアカウントである「楽天ID」を既に持っている方であれば、最短30分で口座開設が可能と言う”離れわざ”までやってのけます。
その他にも、投信などの各種サービスの利用に応じて楽天スーパーポイントが貰えるなど、楽天グループのサービスを利用している方にはメリットの多い証券会社と言えます。
もちろん楽天のサービスを余り使わない人にとっても、総合力の高い証券会社として十分にお薦めできます。

まとめ

このように各証券会社は独自のサービス、特色を持って事業を展開しています。
紹介した証券会社は全て口座開設も口座維持費も無料です。
とりあえず口座だけ作っておくか、でも全く問題ありません
具体的にこの株を買ったら良いのではないかと思った時に、証券口座を持っていないと
取引までに何日もロスをしてしまう事になります。
株式市場は日々刻々と動いているのでタイミングを捉える事はとても重要です。
まずは口座を開設して、後はじっくり欲しい銘柄を探してタイミング良く獲得しに行けばよいのです。
今回紹介した以外の証券会社でも良いのですが、まずはどこか1つ証券口座を開設する事をお薦めします。
株式投資の第一歩を踏み出して下さい。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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