松井証券は基本性能がとても高いネット証券会社です

株式投資
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松井証券

(2020.03.07.改訂)
松井証券はネット証券会社として高い知名度と人気を誇る証券会社です。
ネット証券としての印象が強いので、新しい証券会社だと思われる事も多いのですが、実は創業1918年と非常に古く、
株式会社としても1931年設立と100年近い歴史を持つ証券会社です。
「一日の取引金額10万円迄は手数料0円」と言う、当時としては常識外れの手数料体系を打ち出して証券業界の手数料競争を先導してきました。
個人の株式投資を大きく変えた証券会社と言っても言い過ぎではないかもしれません。

●会社名称 松井証券株式会社
●事業形態 オンライン証券
●会社設立 1931年3月
●本店所在 東京都千代田区麹町
●資本系列 独立系
●手数料  ☆☆☆☆☆⑤

手数料の安さ

松井証券のセールスポイントとしては、やはり手数料の安さがあげられます。
株式の現物取引では一日10万円迄の取引については手数料0円となります。
一回毎の取引に対しての手数料では無く、一日の取引の合計金額に対して手数料が決まる「ボックスレート」制度を採用した先駆けでもあります。
現物株式取引の手数料は、1日の約定代金の合計金額が

● 50万円まで   0円
●100万円まで 1,000円+税
●200万円まで 2,000円+税
●100万円増える毎に1,000円+税を加算
●1億円超   100,000円+税(上限)

となっています(インターネット経由の注文の場合)。

一日信用取引

松井証券の「一日信用取引」も、独自性の高い優れたサービスです。
特に一日に何度も売買を繰り返すデイトレードを行なう人にとっては、本当にメリットの大きい仕組みです。
松井証券の一日信用取引に登録して専用の取引画面で取引をすれば、売買して当日の内に決算した取引については、金額に関わらず手数料が無料になると言う制度です。
つまり「今日買って今日売る(または今日売って今日買う)」取引であれば、どれだけ取引を繰り返しても手数料が掛からないと言う事です。
普通に何十回も取引をすれば数万円単位の手数料が掛かってくるものが全て無料になる訳で、デイトレーダー達が受ける恩恵は絶大です。
実際この制度によって松井証券は多くのデイトレーダー達を取り込んでいます。

無期限信用銘柄が有る

松井証券は「無期限信用銘柄」の取り扱いが有る数少ない証券会社でもあります。
国内の証券会社では松井証券が初めて実施した制度です。
信用取引を扱っている証券会社は少なくないのですが、その内容は多くが「一般信用銘柄」と呼ばれるものです。
一般信用銘柄は最大6ヶ月で決済しなければならず、また特定の銘柄に申込が集中すると、借株料が高騰して大きな費用(逆日歩)が発生してしまう可能性が有ります。
無期限信用であればそう言った問題が発生しません。
一定の金利(年利0~4%)を払えば、安心して信用取引での売り取引ができるのです。
無期限信用取引は株主優待獲得の裏技としても力を発揮します。
売りと買いを両方行って価格の下落リスクを吸収する「クロス取引」と言う方法でリスクを無くす事ができるのです。
無期限信用銘柄を扱っているのは松井証券の大きな武器の1つです。

FXもあります

松井証券ではFX(外国為替証拠金取引)の取り扱いもあります。
松井証券では「NetFx」と言うサービス名でFXを展開しています。
FXの取引を始める場合には証券口座とは別にFX用の登録をする必要がありますが、証券口座を既に解説していれば手続きはそれ程難しくありません。
松井証券では2020年3月1日現在

●米ドル/円
●ユーロ/円
●NZドル/円
●豪ドル/円
●ポンド/円
●カナダドル/円
●スイスフラン/円
●南アフリカランド/円
●トルコリラ/円
●ユール/米ドル
●豪ドル/米ドル
●ポンド/米ドル
●メキシコペソ/円

の通貨ペアについてFXを取り扱っています。
今は株式投資だけでも、将来的にはFXなどもやってみたいと考えているのであればこうした拡張性も判断材料の1つになると思います。

時間外取引ができる

松井証券では株式の時間外取引(PTS市場)にも対応しています。
国内の証券取引市場は15時で市場が閉場してしまう為、その後は市場では株式取引をする事が出来ません。
注文は証券会社がほぼ24時間受け付けてくれますが、通常時間外の注文は証券会社が一旦預かって、取引市場の次の開場時に執行する形になります。
松井証券ではジャパンネクスト社が運営している時間外取引市場(PTS)の「J-Market」と提携し、このPTS市場を利用する事で平日の23時59分迄株式の売買をする事ができます。
一旦注文を預かるのでは無く、時間外に約定まで全てできる訳です。
昼間に仕事を持って働いている人にとっては有り難い制度ですよね。
あるいは連日のストップ高を続けていて市場で買えないような急騰株が、PTS市場ではポロッと売りに出されている事もあります。
株式投資のチャンスを拡げると言う意味でも、PTS市場にアクセスできる事にはとても大きな意味があります。

NISAとiDeCo

松井証券ではNISA(小額投資非課税制度)やiDeCo (個人型確定拠出年金)の口座も開設できます。
但し松井証券に限らず、NISA口座とiDeCo口座はそれぞれ1人1社しか口座を開設できないので、実際に開設する時には各社の内容を良く検討して選ぶ必要があります。
それでも勝手を知っている金融機関であれば、NISAやiDeCoの口座を作る時にもやはり安心感が有ると思います。
こうした展開まで含めて考えられるのは大きなメリットですよね。

まとめ

松井証券は長い伝統を持ちながらも新しい事に積極的に仕掛けて行く気風を持つ証券会社です。
投資フェアなどにも積極的にブースを出し、新しい波を掴もうとしています。
手数料の安さはもちろん魅力ですし、基本的な装備はどれもしっかりしています。
最初に口座を開設する証券会社として、充分検討に値する会社だと思います。
松井証券での株式投資を検討してみませんか。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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