(2020.03.08.改訂)
GMOクリック証券の株式売買手数料は、業界トップレベルの低い金額の手数料体系を設定しています。
GMOクリック証券のインターネットでの現物株式取引の売買手数料には、「1約定ごとプラン」と「1日定額プラン」の2つの手数料体系のプランがあります。
1約定ごとプラン
1約定ごとプランは1回の約定毎に手数料が掛かるプランです。
1回の約定金額が
●10万円まで 96円(税込)
●20万円まで 107円(税込)
●50万円まで 265円(税込)
●100万円まで479円(税込)
●150万円まで 580円(税込)
●3,000万円まで917円(税込)
●3,000万円超 977円(税込)
と言う形で手数料が設定されています。
1日定額プラン
1日定額プランは1日の注文約定金額の合計額で手数料が決まる料金プランです。
1日の約定金額の合計が
●20万円まで 234円(税込)
●30万円まで 305円(税込)
●50万円まで 438円(税込)
●100万円まで 876円(税込)
●200万円まで 1,283円(税込)
●300万円まで 1,691円(税込)
●300万円超以降、100万円ごとに295円(税込)を加算
となっています。
GMOの手数料の弱点
GMOクリック証券の手数料体系は、どちらのプランも全価格帯を通じて魅力的な水準にあります。
ただ「松井証券」や「SBI証券」の手数料体系と比べると、手数料0円と言う枠の設定が無い点が弱点と言えば弱点でした。
実際松井証券やSBI証券では、1日50万円の約定金額までは手数料0円と言う無料枠があり、ユーザーの高い支持を得ています。
株主優待で手数料を下げる
ところがGMOクリック証券については、この売買手数料を更に下げる、無料にさえしてしまう様な方法が存在します。
それはGMOグループ各社の株主優待を使って売買手数料のキャッシュバックを受ける、と言う方法です。
GMOグループの上場各社にはそれぞれ株主優待制度があり、特にGMOクリック証券での株式売買に対しては手厚い優待サービスを設定しています。
例えばグループの中心的企業の1つとも言えるGMOインターネット社では、GMOクリック証券での売買手数料を半年間で5,000円迄キャッシュバックすると言う株主優待を実施しています。
この優待が年に2回受けられます。
約定ごとプランで言うと10万円以下の取引なら約50回分、1日定額プランでは20万円以下の取引約20日分の売買手数料がキャッシュバックと言う形で戻ってきます。
但しGMOクリック証券で発生している手数料の金額を超えてお金が貰える訳ではありません。
現実には、株の売買を半年間で何十回もしたりはしていないと言う人も多いのでは無いでしょうか。
そうであれば売買手数料は”実質無料”と言う事になります。
とにかく驚く程手厚い優待内容です。
GMOインターネットを始め、GMOグループの主な会社の株主優待の内容は以下の様になっています。
GMOインターネット(東証1部9449)
GMOインターネットの株主優待は
① GMOくまポンギフト券(2,000円分)
② GMOクリック証券でGMOインターネット株を買い付けた時の手数料相当額をキャッシュバック
③ GMOクリック証券の取引で生じた売買手数料を5,000円までキャッシュバック
④ GMOインターネットと同社グループで提供するサービスの利用料を5,000円分まで割引
となっています。
選択制では無く、①~④までの優待が全て受け取れます。
GMOフィナンシャルホールディングス(JASDAQ 7177)
GMOフィナンシャルホールディングスの株主優待はA~Cのコースから1つを選ぶ選択制です。
Aコース
GMOクリック証券で行なった取引の手数料分を、保有株式数に応じて3,000円~15,000円のキャッシュバックが受け取れます。
Bコース
GMOクリック証券でのFXネオ取引の新規建て取引について、1万通貨当たり10円をキャッシュバックします。
Cコース
GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の口座連携サービス「証券コネクト口座」の平均残高に対して、保有株式数に応じて0.1 %~0.5%相当の金額がキャッシュバックと言うコースです。
A~Cのいずれのコースも、保有株式数によってキャッシュバックの上限金額が決まっています。
上限金額は
● 100株以上 3,000円まで
● 300株以上 5,000円まで
● 500株以上 7,000円まで
●1,000株以上 10,000円まで
●3,000株以上 13,000円まで
●5,000株以上 15,000円まで
となっています。
またGMOクリック証券でのGMOフィナンシャルホールディングス株の買付については、最大10,000円まで手数料額のキャッシュバックが受け取れます。
GMOクラウド
GMOクラウド(東証1部3788)の株主優待は
①GMOクラウド社と同社のグループ会社が提供する各種サービスの基本料金を5,000円までキャッシュバック
②GMOクリック証券におけるGMOクラウド株の買付手数料をキャッシュバック。
③GMOクリック証券の対象取引で生じた売買手数料を3,000円までキャッシュバック
となっています。
GMOアドパートナーズ(JASDAQ 4784)
GMOアドパートナーズの株主優待は
①GMOクリック証券でのGMOアドパートナーズ株の買付手数料を10,000円までキャッシュバック。
②GMOクリック証券での取引の売買手数料を3,000円までキャッシュバック
となっています!
GMOペパボ(JASDAQ 3633)
GMOペパボの株主優待は
①GMOグループの展開する おさいぽ!ポイント/GMOポイント/minneクーポンの中から1つを所有株式数に合わせて受け取れます。
●100株以上 1,500ポイント
●200株以上 3,000ポイント
②GMOクリック証券でのGMOペパボ株の買付手数料をキャッシュバック(上限なし)。
③GMOクリック証券での対象取引の売買手数料を、所有株式数に合わせて
●100株以上 1,500円まで
●200株以上 3,000円まで
キャッシュバックとなっています。
共通事項
尚GMOグループ各社の優待サービスは、いずれも6ヶ月の対象期間に利用した分が対象で、半年毎に年2回の優待が受け取れます。
またGMOクリック証券でのの取引の対象には
・現物取引
・信用取引
・先物オプション取引
・FXネオ取引
・くりっく365取引
・投資信託
が全て含まれます。
信用取引の金利・諸費用(貸株料逆日歩・信用管理費・名義書換料)は対象となりません。
優待は合算できる!?
この様に、いずれの株主優待も非常に魅力的な内容なのです。
しかもGMOグループ各社で設定しているGMOクリック証券の売買手数料に対する優待は、合算する事が出来ます。
割引きチケットなどで良くある、「他の優待サービスとの併用はできません」みたいな事はありません。
GMOインターネットでは5,000円分、GMOアドパートナーズやGMOパペポではそれぞれ3,000円分のキャッシュバックを設定しています。
つまり3社の株を保有していると
●GMOインターネット 5,000円
●GMOアドパートナーズ3,000円
●GMOパペポ 3,000円
で合計11,000円分の売買手数料を実質無料にする事ができます。
年間では22, 000円分になります。
もちろんこの他のGMOフィナンシャルホールディングスやGMOクラウドの優待を合せる事だってできる訳です。
そこまでの手数料が実質無料になると、僅かな価格差を利用した株式取引の戦略も視野に入ってくる事になります。
手数料が無料なのであれば、株価が1円でも上がれば利益が生まれる事になります。
まとめ
この様にGMOグループでは、グループ全体でGMOクリック証券の取引を積極的に優待しています。
これを多いに利用して自分の投資環境を整えると言う戦略が採れる訳です。
GMOグループの上場各社は配当も手厚い会社が多く、株価も手頃で保有しやすい銘柄が多いです。
優待も半年毎に繰り返されて基本的にはずっと続きます。
グループ企業を味方に付けて、GMOクリック証券で有利な環境で投資をしてみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント