経済大国日本
日本が世界有数の経済大国である事を否定する人は少ないかと思います。
国民総生産(GDP)は中国に抜かれたとは言え世界第3位の座にありますし、その中国にしても1人当りのGDPや収入で見れば今尚圧倒しています。
国際的にも日本がお金持ちの国と言う点ではイメージがほとんど一致します。
人口は減って行く
但し今後も日本が今と同じ様に経済大国の地位を保てるかと言う点に付いては正直疑問があります。
何と言つても日本にはご存知少子高齢化に伴う人口減少と言う大きな構造的問題が存在しています。
日本は既に人口減少に転じており今後毎年品川区とほぼ同じ人口が減って行く見込です。
人口減少のインパクトは非常に大きく、経済のあらゆる場面に影響を与える事が確実視されています。
人口を増やすか、もしくは減少分に見合う生産性向上を実現しない限りは国としての経済成長はできません。
AIが日本を救う!?
AIやロボットが生産性を大きく上げるから大丈夫と言う意見もあります。
是非共そうなって貰いたいものです。
その可能性は充分にあるとも思います。
ただ生産性は上がっても消費の減少は避けられないかも知れません。
新興国の勢い
東南アジアやインド、中国と言ったアジア諸国やトルコ、メキシコなど多くの新興国は成長期を迎えています。
一部少子高齢化に突入している国もおますが、多くの国では平均年齢も若く、旺盛な消費意欲を併せ持っています。
日本はこうした国々との競争に勝っていかないと経済大国ではいられません。
個人的にはゆるやかに経済が低下していった英国と同じ様な道を進む可能性が高いのではないかと思っています。
円の価値はどうなっているか
その時円の価値はどうなっているかと言うのも重要です。
2018年6月20日現在、1ドル=110円前後で推移しています。
浜拒子同志社大学大学院教授の様に1ドル=50円時代の到来を大胆に予測する方もいます。
ただ日本の経済力が少しずつ落ちていくとなれば少なくとも長期的には円の価値が下がる円安方向に進むと言うのが教科書的な見通しになります。
1ドル=150円、200円、それ以上と言った展開だって十分に考えられるのです。
自分で自分を守る
別に1ドル=200ドル、300ドルになる!などと煽りたい訳ではありません。
なると決まっている訳でも何でもありませんが、もしそんな事態になっても自分の資産は守って、増やして行きましょうね、と言いたい訳です。
為替が大きく変わって実際に影響が出て来ても、誰も助けてはくれません。
やっぱり自分の身は自分で守って行かなければいけないのです。
円とドルの関係
円の価値が下がると言う時、大概はドルと比較した価値を想定した話です。
なのでドル資産を持っていれば、円の価値が減っても、ドル資産は逆に価値が増えると言う事になります。
富裕層の方の多くがドル資産を持っていますし、意図的に総資産の半分をドル資産にしている人もいます。
日本は経済的に強く、日本円も信用の高い通貨なので余りこうした意識を持たない方も多いですが、海外、特に通貨の弱い国の人はごく自然にこうした考え方を身に付けています。
ギャップを利用する
また日本は20年余りに渡る低金利、デフレ経済下にありましたが、世界には経済成長真っただ中でインフレの進んでいる国、高金利の国がいくつもあります。
そのギャップを利用するだけで利益を生む事が可能です。
FXなどはまさにそうした投資に活用できます。
国内投資だけでは不十分!?
投資·運用と言う目で見ると、現在の様な情勢の中で日本国内だけで投資をすると言うのは賢明な選択とは言えません。
資金が小さい時は国内に集中して増やすと言う選択もあるでしょうか、できるだけ早い内に世界に幅を広げる事を考えるべきだと思います。
投資や運用で成功する為には成長している所で投資や運用をする事です。
成長している市場には多くのチャンスがありますし、チャンスの多い市場の方が成功する確率はずっと高くなります。
まとめ
幸運な事に現在では投資環境は非常に充実しており、国内にいながらでも海外の様々な金融商品に簡単に投資ができる時代になっています。
他方で海外に出れば、やはリ国内ではできない様々な金融商品が充実していたりします。
自分の置かれている環境に応じて使い分け、海外への投資運用と言う分野に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
きっと楽しいと思いますよ。
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