FX会社の選び方

FX
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FX会社を選ぶ

(2019.06.03.改訂)
FX (外国為替証拠金取引)を始める為には、まずFX会社にFX取引用の口座を開設する必要があります。

現在では悪質な業者は本当に少なくなっているのですが、今もごく一部ですが不誠実な業者は有ります。

またFX会社によって様々な特徴があります。
しっかりしたFX会社、自分の取引スタイルに合ったFX会社を選ぶ事が大切になってきます。

スプレッド

口座を開設する費用や、口座の維持管理の費用は殆どのFX会社が無料です。

逆に口座開設費用や管理手数料を取る様なFX会社は、少なくとも初心者の方が選ぶべきではありません。

FXでは株式取引とは違って、売買手数料も殆どのFX会社が無料です
その代わりにFXでは買値と売値に金額差(スプレッド)が有り、実質的に売買手数料の代わりになっています。

ユーザー側から見ると、価格差(スプレッド)が狭いほど有利になります。

スプレッドはFX会社が通貨ペア毎に設定しています。

但しFX会社が設定しているスプレッドの幅はあくまで通常時のもので、為替相場が急変している時にはスプレッドが一時的に大きく拡がる事があります。

基本的にはスプレッドが狭いFX会社を選ぶ事が大事になります。

取扱い通貨ペア

FX会社が取り扱っている通貨ペアも確認の必要な項目です。
自分が取引をしたい通貨ペアの取扱いがFX会社に無ければ、そもそも売買が出来ないので当然重要です。
ドル/円やユーロ/円と言ったメジャーな通貨ペアであれば、どこのFX会社でも取り扱っています。
南アフリカランド/円、メキシコペソ/円などマイナーな通貨ペアになってくると取り扱っているFX会社が限られてきます。
韓国のウォン/円などは取り扱うFX会社が非常に少ないので注意が必要です。

最低取引単位
FXの取引単位も非常に重要なポイントになります。
以前は1万通貨単位以上と言うFX会社が殆どだったのですが、1000通貨以下の単位で取引できる所も多くなってきました。
SBI FXトレードの様に1通貨単位から始められるFX会社まで登場しています
特に初心者の方には1,000通貨単位以下の量から取引ができるFX会社を強くお薦めします。

レバレッジ
口座に有るお金(証拠金)の何倍までの金額で取引ができるかを表すレバレッジ係数もFXにとっては重要な項目です!
国内のFX業者では最大で25倍までのレバレッジとなっています。
FX会社によっては10倍までとなっている会社もあります。
最大レバレッジでの取引は、上級者以外には到底お薦めできないので、最大レバレッジを気にする必要は特にありません。
海外のFX会社の中には、最大レバレッジ1, 000倍( ! )などと言う会社もあります。
FXの仕組みを良く理解している人であれば、こうした所をあえて選択して攻めて行く戦略もあります。

スリップ

FX会社の買値、売値は刻一刻と細かく動いているので、注文を出してもその瞬間に大きく価格が動き、金額がずれて約定してしまう事があります。
この価格のズレをスリップと呼びます
約定のしやすさ、精度と言っても良いかも知れません。
約定のしやすさと言うのも地味ですが、実際には非常に大切な要素です
注文を出しても約定できなかったり、大きく値がずれて不利な価格で約定してしまうのでは安心して取引ができません。
きちんとしたFX会社であれば約定率を公表していますし、スリップについても、実績をホームページにしっかり提示しています。

スワップポイント

FXの取引ポジションを翌日まで持ち越した時に、通貨ペアの両通貨の金利差が日割り計算で貰える(差し引かれる)のがスワップポイントです。
スワップポイントの利益を狙う人にとってスワップポイントの設定金額はとても重要です。
スワップポイントは各FX会社が通貨ペア毎に独自の設定をしています。
ただ通常は固定した金額では無く、日々微妙に金額が変動する所が多いです。
スワップポイントは会社によって相当な金額差があるので、スワップを狙うのであればよく設定を見極める必要があります。

代表的なFX会社

口座を開設する時にFX会社を選ぶポイントとなるのは以上の様な項目になります。
とは言っても、FX会社の場合は銀行や証券会社ほどの知名度がある所は余り多くありません。
そもそもどう言ったFX会社が有るのか分からないと言う方も多いと思います。
具体的なお薦めのFX会社が知りたいと言う方もいると思いますので、いくつか代表的なFX会社を挙げてみます。
·ただどこが儲かるとかは癒えませんので、あくまで自分の判断と責任で選んで下さいね。

SBI FXトレード

●運営 SBI FXトレード株式会社
●設立 2011年11月22日
●資本金4億8,000万円!
●本社 東京都港区六本木1-6-1
●通貨ペア26ペア
●最低単位1通貨
●主要株主SBIグループ100%

SBI FXトレードは、ネット系金融事業を中心に多くの事業を擁する「SBIグループ」のFX会社です。
SBI FXトレードの最大の魅力は何と言つてもその取引単位の小ささです。

多くのFX会社では取引の単位が1万通貨、1000通貨単位となっている中、SBI FXトレードは取引を更に小口化し、実に1通貨単位からの売買を実現しています。
ドル/円なら1ドルからユーロ/円なら1ユーロから取引をする事ができるのです。
SBI FXトレードでは取り扱っている通貨ペアも26通貨ペアを揃えており、とても豊富です。
韓国のウォンや香港ドルまで取り扱っています。
スプレッド(売値と買値の価格差)も非常に狭く、ドル/円の基準スプレッドは0.27銭(1万ドル迄)の設定になっています。
加えてスワップポイントも高い水準です。
2019年5月14日時点のSBI FXトレードの1万通貨当りのスワップポイントを見ると
●ドル/円83円

ランド/円 12円

●トルコリラ/円 92円

となっています!
ドル/円であれば、1万ドルを買って1日保有するとスワップポイントとして83円貰えると言う事です。
上級者はもちろん、初心者の方にもお薦めできるFX会社と言えます。

GMOクリック証券

●運営 GMOクリック証券株式会社
●設立 平成17年10月28日
●資本金 43億4,666万3,925円
●本社東京都渋谷区桜丘町20-1渋谷インフォスタワー
●通貨ペア19ペア/30ペア
最低単位1万通貨
●主要株主GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
GMOクリック証券は、ネット系の証券会社としても抜群の知名度を持つ会社ですが、FX取引でも取引量6年連続1位の実績を誇る、業界を代表する会社です。
GMOクリンク証券はネット証券としてトップクラスの証券会社として株式投資ができる上に、総合力の高いFX会社としても使えると言う大きなメリットがあります。
但し、既に株式投資などの為の証券口座を開設している方でも、別にFX用の口座を申し込む必要があります
GMOクリック証券では「FXネオ(店頭取引)」と「くりっく365(取引所取引)」と言う2つのFX取引市場を展開しています。
どちらも取引はインターネット上で行なうので、正直ユーザーには違いが実感しにくい所がありますが、FXネオの方が原則的にはスプレッドが狭く、くりっく365の方が取扱っている通貨ペアは多いと言った違いがあります。
GMOクリック証券は取引単位が1万通貨~と大きい所が弱点です。
但しスプレッドやスワップポイントなどそれ以外の面は非常にレベルが高く、そこまで細かい単位の取引はしない、と言う人であればとても魅力的な会社と言えます。
株式やFX以外に、CFD (差金取引)も扱っており株価指数や石油、金属や大豆小麦などの商品先物にまで幅広い投資を実現できます。
今後の投資の拡張性を視野に入れて考えている方であれば、是非共お薦めしたい会社です。

DMM FX

ヒロセ通商

マネーパートナーズ

まとめ

FX会社は各々の会社が特徴を持ったサービスを展開しています。
自分の投資戦略やスタンスに合ったFX会社を選ぶ事が株式投資以上に重要になってきます。

ただFX口座の開設自体は殆どが無料なので、いくつかに絞って複数のFX会社で口座を作ると色々な戦略が打てて有効です。

利用してみて自分には合わないと思ったら使わなければ良いので、気になったFX会社があれば取りあえず口座を開設してみる、と言う事でも良いと思います。

是非、FXの世界を覗いてみて下さい。
面白いですよ。

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