トルコリラ/円の攻略方法①

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高金利通貨の代表格

トルコリラは南アフリカランド、メキシコペソと並ぶ新興国高金利通貨の代表格です。

金利が高い、通貨レートが安いなど利点も沢山あるのですが、ここの所はドルや円に対して通貨安が進んでおり、株式、債券、FX外貨預金いずれも簡単には手を出しにくい状況になっています。

経済成長率の高いトルコ

一方でトルコの経済成長には目を見張るものがあります。

IMFによる2017年のGDP成長率ランキングではトルコは成長率7.05%で第12位にランクされています(2018年は4月時点で4.41%の見通し)。

観光業、製造業の基盤が有り、アジアとヨーロッパを結ぶ要衝に位置するトルコの経済的ポテンシャルは多くの人が認めています。

少なくとも中長期的にトルコは有望だと考えている人は多いのです。

そうした観点からの投資方法としてトルコリラのFXを解説します

トルコリラ安

トルコリラは現在記録的な通貨安を迎えています。

トルコリア/円で見ても2018523日に1TRY=22.269円と言う過去最安値を付けました。

通貨安を受けてトルコの中央銀行は政策金利を年8.0%から年14.5%に大幅に引き上げる決断をしました。

その後トルコリラは少し値を戻し、619日現在は1 TRY=23.50円前後で推移しています。

この高金利を味方にしながらFXを使ってトルコリアを買いを入れてホールドしスワップポイントと価格差益を狙うと言うのが基本戦略になります

高金利にする理由がある

金利が高い通貨にはそうしなければいけない理由が有ります。
まずそこは理解しておかないといけません。

今回のトルコの利上げは通貨安に対抗する緊急処置的な意味が強いものです。

その為、通貨安になっている諸処の要因に有効な対策を打てないでいると通貨安が更に進む危険性もあります。

米国ドルの影響は大きい

一方でトルコリラ安の大きな原因の1つは米国の利上げによってドルの価値が高まり新興国に回っていたお金が戻り出している事でもあります。

トルコはそれに対しては利上げと言う強い対策を打った訳でトルコリア安が底を打ったのではないか、と言う見方も出ている訳です。

ともあれ現時点ではっきりしている事は、現時点での為替レートと政策金利です。

そこからトルコリラ/円でリスクを抑えながら利益を狙う戦略を立てて行きます。

トルコリラ/円を扱うFX会社

まずは当たり前ですが、トルコリラ/円を取り扱っているFX会社を探さなければいけません。

本当はトルコリラ/ドルでも良いのですが、いよいよ取扱い会社が少ないのでトルコリラ/円で探します。

ドル/円やユーロ/円などと違い、トルコリラ/円はマイナーな通貨ペアであり、取扱いの有るFX会社は少なかったのですが急速に増えてきました

ただ南アフリカランド/円よりもFX会社は少ないです。
そんな中で取扱いのある代表的なFX会社を上げると

GMOクリック証券くりっく365
SBFXトレード
ヒロセ通商(LIONFX)
FXプライムbyGMO
みんなのFX
マネーパートナーズ
セントラル短資FX
外為ドットコム

と言った会社になります。

どのFX会社が良いの?

次にどの会社が良いかと言う話になります。

今回は長期保有を視野に入れているので毎日の金利に当るスワップポイントは非常に大きな要素になります

どの位の通貨単位から取引が出来るかも重要になります。

更には実質的な手数料に相当する売値と買値の差(スプレッド)もチェックして置きたい所です

GMOクリック証券くりっく365

スワップポイント100円(2018.06.15.現在)
売買単位10,000通貨
スプレッド1.9

SBI  FXトレード

SBI FXトレード

スワップポイント92円(2018.06.15.現在)
売買単位1通貨
スプレッド4.8

ヒロセ通商(LIONFX)

スワップポイント95円(2018.06.15.現在)
売買単位1000通貨
スプレッド 1.9

FXプライムbyGMO

スワップポイント85円(2018.06.15.現在)
売買単位1000通貨
スプレッド48

みんなのFX

スワップポイント110円(2018.06.15.現在)
売買単位1000通貨
スプレッド1.9

マネーパートナーズ

スワップポイント85円(2018.06.15.現在)
売買単位10,000通貨
スプレッド1.9

セントラル短資

スワップポイント83円(2018.06.15.現在)
売買単位1000通貨
スプレッド1.9

外為ドットコム

スワップポイント86円(2018.06.15.現在)
売買単位1000通貨
スプレッド1.9

スワップポイント

スワップポイントは1万通貨当りの1日分の金額です。

スワップポイントは日々変動するので注意が必要ですが、基本的には上がる時には他も上がり、下がる時には他も下がる傾向があります。

有力なFX会社の候補

GMOクリック証券はトルコリラ/円のスワップポイントは高いですが、10000万通貨単位と言うのが少し扱いにくい印象です。

スワップポイントが90円以上で1,000通貨単位で取引できるとなると

みんなのFX (sw 110円、1,000通貨単位)
ヒロセ通商(LIONFX) (sw95円、1,000通貨単位)
SBI  FXトレード(sw92円、1通貨単位)

などが有力な候補になってくると思います。

SBI  FXトレードの様に1通貨単位から取引できるとなると、更に柔軟な戦略が打てる様になります。

そうした方策も紹介できるので、次項ではSBI  FXトレードを例にして解説をしたいと思います。




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