FXの注文方法を知ろう!

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FXの特長の1つ

FX(外国為替証拠金取引)の特長の1つとして多様な注文方法が有ると言う点が挙げられます。

実際、FX取引の注文方法は株式など他の金融商品に比べても非常に多く、バリエーションに富んでいます。

実際にはそうした特殊な注文方法を覚えなくても注文はでき支障も無いのですが、多様な注文方法を知っておくと
リスクを減らすなど色々な場面で役に立ちます。

眠っていても安心

FXの注文機能を上手に使うと、寝てる間でも仕事にいっている間でも、勝手に取引をしてくれたり、リスクを限定してくれたり、利益を確定してくれたりします

そうした機能を組み合わせたパッケージ、いわゆるシステムトレードも利用できます。

為替差益を狙うトレードをするなら、FXの複合的な注文方法を使いこなせた方が有利ですし、一度理解して覚えてしまえば作業が楽です。

何と言っても勝手にやってくれるんですから。

ここでは基本的な注文からFXの注文方法について解説していきます

通貨ペアを選ぶ

まずFXでは取引する通貨のペアを選びます。

ドル(USD)と円(JPY)のペアならドル/円取引と言います。
国際表記だとUSD/JPYとなります

通貨ペア表記の左側が基準通貨となり、基準通貨1通貨に対し右側の通貨はいくらかと言う形で為替レートが決まります。

ドル/円なら1ドル=110円と言った表記になります。

証拠金を日本円で入金していたとしても、FX取引ではドルを買う(円を売る)事もドルを売る(円を買う)事もどちらもできます。

ショートとロング

FXの取引画面では、基準通貨1通貨に対する金額が「買い」の価格と「売り」の価格それぞれ表示されます。

「買い」の方が高く「売り」の方が安く設定されています。

この「買い」と「売り」の価格の差がFX会社の実質的な手数料相当に当り、スプレッドと呼ばれています

また買い注文をロング(ロングポジション)、売り注文をショート(ショートポジション)とも呼んでいます。

成行き注文

一番基本的な注文方法が成行き注文です。

成行き注文は買いか売りかを決めて指示を出すと直ぐに注文を出し、その時の市場価格で約定する注文方法です

成行きで1万ドル買い、と注文を出すとその市場で一番安い売り注文から順に1万ドルに達する迄買い進めで約定して行きます。

金額よりも約定する事を優先した注文で、原則注文即約定します。

但し注文した瞬間に価格が大ぎ動いて思っていたレートよりもずっと不利なレートで約定してしまう可能性もあります。

為替レートがスリップしてしまう可能性があるのです。

指値注文

これに対し約定する価格を重視した注文が指値注文です。

指値注文では自分が買いたい(売りたい)金額を指定して注文します。

1万ドルを110円のレートでで買いたいと言った注文になります。

この場合価格が110円まで下がってこなければ約定しません。

約定する事よりも金額を重視した注文と言う事になります。

逆指値

逆指値注文と言う注文方法もあります。指値注文では買いここまで安くなったら買うここで高くなったら売る
と言う注文になります。

ところが逆指値では買いここまで高くなったら買うと言う注文になります。

だったら注文した時点で買うなり売ったりした方が得なはずです。
なぜこの様な注文が必要になるのでしょうか。

逆指値でリスクを限定

実は逆指値はリスクを限定するのに非常に役に立つ注文方法になります。

ドル円で既に110円で買いのポジションを持っている場合、もちろん上がって欲しいけれども下がるリスクも考えると108円迄は我慢するけれどそれ以上損をする訳には行かないと言う時に108円で逆指値を入れて置くとリスクがほぼ確定する事になります。

実際にはスリップする可能性もあるので完全に最大リスクが確定する訳ではありませんが、ほぼほぼ近い金額になります。

これによって目を離している内に為替が大きく動いたとしてもリスクを管理する事ができるのです

IF DAN注文

シンプルな注文方法でもこれだけありますが、更に複合的な注文方法が加わってきます。

代表的なものがIF DAN注文です

IF DAN注文はIF(もし~したら) DAN ( ~する)と言う意味です。

買いなり売りなり値注文を出して約定したら次にいくらで売る(買う)と言う一回の注文で決済まで注文できてしまう方法です。

相場の細かい値動きの中で利益を出そうと言う時にはIF DANはとても有効な注文方法になります

OCO注文

更にOCOと言う複合注文もあります

OCO1つの注文が成立した後に2つの注文が発動し、そのどちらかが成立するともう一方の注文は取り消されると言うものです。

1万ドルを1ドル110円で買い、111円で売りまたは109円で売り、と言うOCO注文を入れると、110万円で約定した後、111万円になって1万円の利益が出る事を狙いながら、損失は1万円に抑える事が出来ます。

まとめ

これらが基本的な注文方法になりますが、ここから更に複合的に組み合わせた方法や動きを自動化したシステム注文、AIを利用した注文など様々なものが開発されています

とは言え基本はここであげた注文の組み合わせなのでまずはこれを覚えてFXを安心して利用できる様になって下さい。

もうオーバーナイトポジションも怖くないですよね。


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